今まで意識したことがなかったのですが、HTMLとスタイルシート(構造とデザイン)を分離すると、確かに管理・修正しやすくていいですね。今はまだその恩恵を感じにくいですが、たとえば将来、ページ数が増えていったときに、ちょっと見た目を変えたいなとなったときは、各ページのHTMLを一つ一つ修正しなくても共通で参照しているスタイルシートを書き直すだけで済むのですから、すごく楽です。
以前サイトを作ったときはそんなことを意識しないどころか、スタイルシートを使わず、HTML(とJavaScript)だけで作っていました。自分だけでなく、他の個人サイトもそんなところが多かったのではないでしょうか。労力も大きく、制約も多かったですけれども、個性的なサイトもたくさんあったように思います。今でも覚えているのは、おそらくプロのデザイナーさんが制作された、とあるゲームのファンサイトです。今でも保存しなかったのを後悔しているくらい、印象的なサイトでした。
今となっては当たり前なのかもしれませんけど、マウスポインターをリンクになっている画像の上に合わせると、ぼかしの入った画像に切り替わったり(onMouseOver
、onMouseOut
)、table
タグで細い線を作ったり(確かtable
タグで二重に囲って作っていたと思います)……と、機能的にもデザイン的にも面白いサイトでした。ただ、そのころはダイヤルアップ接続の“ナローバンド”の時代でしたので、サイトの表示をするのにめちゃくちゃ時間がかかったのを覚えています(画像の読み込みに失敗したり……とか)。
そういう素敵なサイトを参考にしながら――もっと直接的な表現をすれば“パクって”、サイト作りをしていました。ただ、そうして作ったサイトは、新しく作り直した方がマシと思えるくらい、修正がめんどくさかったです。しまいにはコンテンツのことなんかほったらかしになって、サイト作りそのものが目的になっていました。完全に自己満足の世界ですけれども、それはそれで楽しかったですし、いろいろ勉強になったと思います。ブラウザで動的なサイトを作るのに必要なJavaScript、JavaScriptだけでは実現できないサーバで処理してクライアントにその結果を返す仕組み(CGIやSSI)を作るのに必要なPerlを勉強したり、また自宅サーバに手を出したりもしていました。▲
最初、ここのさくらインターネットのレンタルサーバーを借りて始めたのが、有名なブログソフトであるWordPress(+SQLite Integration)をインストールして、さらに独自ドメインを取って運用することでした。それだけで満足してしまったのか、最初の数ヶ月更新しただけで、2年以上放置した状態が続きました。その間も利用料は支払っていました。いちばん安いプランを利用しているのでそう懐が痛むわけではないのですけれども、なんとなくモヤモヤした気持ちはありました。そんな中、再び更新する気持ちになったのはMarkdownとの出会いです。まず一つ目にMarkdownの記法に興味を持ったのと、二つ目にはHTMLへの変換が簡単そう(=サイトの作成・更新が楽そう)という理由からでした。
Markdownは様々なフォーマットに変換するツールがいくつかあります。個人的にはシンプルかつ様々なフォーマットに対応したPandocを利用しています。このサイトのHTMLも、Markdownで書かれた文章をPandocで変換したものです。だいたいの流れは、まず秀丸でMarkdownを使って文章を作成し、Visual Studio Code(VS Code)のプレビューで確認しながら修正と必要なHTMLタグを追加していきます。VS Codeのプレビューは、追加・修正するとすぐに反映されるので便利です。最後にPandocでHTMLに変換します。VS CodeにもMarkdownをHTMLに変換する拡張機能はありますが、自分の理解不足もあって、自分好みにカスタマイズするのが難しそうだなぁと感じていました。その点、Pandocはシンプルな機能・出力なので、出力に用いるテンプレートにちょっと手を加えてHTMLファイルを作成し、スタイルシートで見た目を整えてあげれば、ホームページの完成です。▲
ちょっとしたメモとかを取るのに、秀丸というテキストエディタを使っています。こまかな所まで設定でき、自分の思い通りにカスタマイズできるので重宝していますが、基本的にはWordや一太郎のように文章を太字にしたり、打ち消し線を入れたり……といったことができません(後述する強調表示の機能を使えば、ある程度までは実現できます)。そもそもテキストエディタに求めるべきではない、無い物ねだりの機能ではあるのですけれども、文章を装飾することによって、どのような内容が書かれているかをわかりやすくする仕組みがあったらなと思っていました。そうかといってこのためにWordを使うのもなぁ……と思いながらいろいろ検索しているときに見つけたのがMarkdownでした。
Markdownに関するサイトはたくさんあるので、興味のある方はそちらをごらんになっていただけたらと思いますが、HTMLのように文章の構造を定義するものでありながら、プレビュー(HTMLを解釈して表示するブラウザのような機能)前のプレーンのテキストファイルに書かれたものでも、視覚的に理解しやすいように工夫されているので、テキストエディタとの相性もいい表記法です。
秀丸で使う上で、例えば見出しならアウトラインに表示させるのに加えて行の強調表示、太字・イタリック・打ち消し・リストなどは強調表示を使って、イタリック、太字、文字や背景の色を変えることによって、さらにわかりやすくなります。……とすんなりいったように書いていますけれども、イタリック(斜体)なら * で囲まれた部分(*イタリック*)、太字なら ** で囲まれた部分(**太字**)を指定するのに、苦手な正規表現を使わなければならないので、かなり苦労しました。最短マッチの仕様をよく分かっていなかったために「どうしてこうなるんだ」と長い時間悩むハメになり、しまいにはバグなんじゃないかと思い始めたり……。得意な人なら、パズル感覚で楽しめるんでしょうけれどね。▲
Windows10についていえば、まったく不満がないというわけではないですけれども、総合的に見たら7よりも使いやすくなっていると思いました。まだ一部の機能しか使っていませんが、個人的には標準でクリップボードの履歴(Win+V)が取れることと、検索機能(Win+S、もしくはWinキーを押してスタートメニューを開いた状態で検索文字を入力する)が便利だなと感じています。とくに後者の検索機能は多機能で、ファイルやフォルダが検索できるだけでなく、Windowsの様々な設定項目を開いたり(たとえば“共有”と入力すれば、コントロールパネルの共有の詳細設定が表示されます)、また“メモ帳”と入力してEnterキーを押せばメモ帳を起動できたりなど、プログラムランチャーとしても使うことができます。
もう一つ、地味に気に入っているのがログインの画面に表示されるきれいな写真です。Windowsスポットライトというのらしいですが、起動するときのちょっとした楽しみになっています。▲
一太郎2020プラチナにはモリサワという会社のフォントが26書体(1ウエイトも1書体と数えます)もついてきます。ディスプレイに表示するフォントとして、UD黎ミンとUD新ゴがとても見やすく感じました。今までずっとFixedsysやメイリオなどのゴシック体のフォントを中心に使ってきましたが、今は美しさと読みやすさのバランスが取れたUD黎ミン(明朝体)をメインにしようかと考えています。やっぱりある程度まとまった文章となると、明朝体の方が読みやすいです。
そういうわけで、今はディスプレイに表示する日本語フォントは、UD黎ミン、UD新ゴ、そしてメイリオをよく使っています。印刷用もこれでいいような気もしますけれども、同じく一太郎についてきたリュウミンも試してみたいです。出版物でよく使われるフォントらしく、実際PDFでも埋め込みフォントとしてよく見かけますね。同じくPDFでよく使われている中ゴシックBBBというフォントも興味がありますけれども、残念ながら今回の一太郎にはついていません。単体もしくは基本7書体パックで購入することもできますが、結構いいお値段がしてびっくりします。それを考えると、一太郎2020プラチナはフォントだけも、値段以上の価値が十二分にあると思います。▲
Windows7のサポートが終わってからもしばらくそのまま使っていたのですけれども、つい最近Windows10にしました。それに合わせて液晶ディスプレイもFWXGA(1366×768)からFHD(1920×1080)に交換しました。
メインで使っているパソコンはずっとノートパソコンのThinkPadです。会社は変わりましたけれども、詳細な保守マニュアルが公開されている、また部品も比較的手に入りやすいなど、個人でも保守しやすい点が気に入っています。ThinkPadを使い続ける最大の理由は、シンボルとも言えるトラックポイントの存在ですが。
OSと液晶画面を変えた感想ですが、まず画面がきれいになりました。前はなんとなく色が薄いというか白っぽい感じだったのですが、交換後は色彩あざやかになりました。交換前の液晶がどんなタイプかはわかりませんが、交換に用いた液晶はIPSという記載がありました。
あと個人的によかったなと思うのは、フォントがきれいになったことです。画面サイズが同じままで解像度が上がったので、より高精細な表示が可能になったというのもあるでしょうし、OSが変わってフォントの描写(レンダリング)がきれいになったのもあるかもしれません。それともう一つ、一太郎2020のプラチナについてきたフォントの存在も大きいです。▲
利用しているプールは時間帯によっては比較的(かなり?)空いているので、1人1コースで使うことができます。施設は古いですけれども、マイペースでゆっくり長く泳ぐのが好きなので、とても恵まれた環境だと思っています。
個人で泳ぐときは、4泳法の練習(ドリル)やクロールで長く泳ぐことを中心に行っています。最近はクロールと背泳ぎをクイックターンを交えながら泳ぐというのをよくやっています。ゆっくり泳ぐのだからクイックターンは必要ないだろうと思って――他にも鼻に水が入るとか、ターンをしたあと息が続かず苦しいというのもあって、避けてきた面もありました。でも久しぶりに背泳ぎをクイックターンで泳いでみて、タッチターンにはない“気持ちよさ”を感じて、少し練習してみようかという気持ちになりました。
何回かやっているうちに鼻に水が入るというのはなくなりましたが、ターンするタイミングがあわなくて、プールの壁から近すぎて尾骨の部分をしたたかにぶつけてみたり、逆に離れすぎていて壁をうまく蹴れなかったり……と、なかなかうまくいきません。今よりもっと楽しく泳げるように、練習を続けていきたいと思います。▲
水泳は関節等への負担は少ないと言われますけれども、弱い負荷でも長時間にわたって加え続けられれば、故障が出ることがあると思います。自分の体験ですと、クロールなら肩、平泳ぎなら膝、バタフライなら腰……という具合に、痛みや違和感が出たことがありました。背泳ぎは故障らしい故障が出たことがありません。
このような故障の予防のために意識しているのは、4泳法でバランスよく泳ぐようにしたり、クロールで長い時間泳ぎ続けるときは、一定の距離を泳ぐごとに呼吸の向きを変えるとか、奇数回腕をかくごとに息継ぎをする(左右交互に呼吸することになる)とか、左右のバランスを取るようにしています。▲
得意とは言えないですけれども、趣味は水泳です、と言えるくらいには続けてきたと思います。
泳ぐとおなかが空いて食べてしまうので、減量という意味では微妙だったですけれども(運動以上に摂取カロリーの見直しの方が大事かもしれません)、体力がついた、風邪を引きにくくなった、よく眠られるようになったなど、プラスの方が大きかったです。
時間とお金を費やす意味は、十分にあったと思います。▲