雑記帳

2020年4月28日

 ちょっとしたメモとかを取るのに、秀丸というテキストエディタを使っています。こまかな所まで設定でき、自分の思い通りにカスタマイズできるので重宝していますが、基本的にはWordや一太郎のように文章を太字にしたり、打ち消し線を入れたり……といったことができません(後述する強調表示の機能を使えば、ある程度までは実現できます)。そもそもテキストエディタに求めるべきではない、無い物ねだりの機能ではあるのですけれども、文章を装飾することによって、どのような内容が書かれているかをわかりやすくする仕組みがあったらなと思っていました。そうかといってこのためにWordを使うのもなぁ……と思いながらいろいろ検索しているときに見つけたのがMarkdownでした。
 Markdownに関するサイトはたくさんあるので、興味のある方はそちらをごらんになっていただけたらと思いますが、HTMLのように文章の構造を定義するものでありながら、プレビュー(HTMLを解釈して表示するブラウザのような機能)前のプレーンのテキストファイルに書かれたものでも、視覚的に理解しやすいように工夫されているので、テキストエディタとの相性もいい表記法です。
 秀丸で使う上で、例えば見出しならアウトラインに表示させるのに加えて行の強調表示、太字・イタリック・打ち消し・リストなどは強調表示を使って、イタリック、太字、文字や背景の色を変えることによって、さらにわかりやすくなります。……とすんなりいったように書いていますけれども、イタリック(斜体)なら * で囲まれた部分(*イタリック*)、太字なら ** で囲まれた部分(**太字**)を指定するのに、苦手な正規表現を使わなければならないので、かなり苦労しました。最短マッチの仕様をよく分かっていなかったために「どうしてこうなるんだ」と長い時間悩むハメになり、しまいにはバグなんじゃないかと思い始めたり……。得意な人なら、パズル感覚で楽しめるんでしょうけれどね。