最初、ここのさくらインターネットのレンタルサーバーを借りて始めたのが、有名なブログソフトであるWordPress(+SQLite Integration)をインストールして、さらに独自ドメインを取って運用することでした。それだけで満足してしまったのか、最初の数ヶ月更新しただけで、2年以上放置した状態が続きました。その間も利用料は支払っていました。いちばん安いプランを利用しているのでそう懐が痛むわけではないのですけれども、なんとなくモヤモヤした気持ちはありました。そんな中、再び更新する気持ちになったのはMarkdownとの出会いです。まず一つ目にMarkdownの記法に興味を持ったのと、二つ目にはHTMLへの変換が簡単そう(=サイトの作成・更新が楽そう)という理由からでした。
Markdownは様々なフォーマットに変換するツールがいくつかあります。個人的にはシンプルかつ様々なフォーマットに対応したPandocを利用しています。このサイトのHTMLも、Markdownで書かれた文章をPandocで変換したものです。だいたいの流れは、まず秀丸でMarkdownを使って文章を作成し、Visual Studio Code(VS Code)のプレビューで確認しながら修正と必要なHTMLタグを追加していきます。VS Codeのプレビューは、追加・修正するとすぐに反映されるので便利です。最後にPandocでHTMLに変換します。VS CodeにもMarkdownをHTMLに変換する拡張機能はありますが、自分の理解不足もあって、自分好みにカスタマイズするのが難しそうだなぁと感じていました。その点、Pandocはシンプルな機能・出力なので、出力に用いるテンプレートにちょっと手を加えてHTMLファイルを作成し、スタイルシートで見た目を整えてあげれば、ホームページの完成です。▲