35年前の今日は、ディスクシステムの「ゼルダの伝説」が発売された日なのだそうです。3Dのゲームにはじめて触れたのが『時のオカリナ』(NINTENDO64)でした。美しい3Dの世界に驚きを感じつつも、3D酔いで気分が悪くなったり、細い足場をまっすぐ進めなくて何度も落ちたりと、最初の出会いは散々なものでした。3Dの表示や操作に慣れていくにつれて、ハイラルの世界に没入していくのを感じました。
“ゼルダのアタリマエ”を見直した『ブレス オブ ザ ワイルド』(Switch、WiiU)ほどでなくても、「ゼルダの伝説」は常に新しい要素を大胆に取り入れている印象があります。『時のオカリナ』から約1年半後に発売された『ムジュラの仮面』(NINTENDO64)の3日間システム、HDリマスターが発表された『スカイウォードソード』(Wii)はWiiリモコンプラスとヌンチャクを振ることによって剣を振る・盾を構える……という風に、作品ごとに新しい試みがされています。
『スカイウォードソード』に関しては、振って行う操作は誤操作しやすくないかとか疲れたりしないかとか、発売前は期待よりも不安の方が大きかった記憶があります。実際はWiiリモコンプラスを使ったチャンバラは、すごく楽しかったです(ちなみにSwitch版はボタン操作にも対応しているそうです)。
35年たった今でもブランドを維持できているのは、完成度の高さはもちろんですけれども、現状に甘んじることなく、新しいことにチャレンジし続ける姿勢だと思います。その中からエポックメーキングな作品も生まれてくるのでしょうね。▲