心を構成する要素として、知情意(知性・感情・意志)の3つに分ける考え方があります。この分け方に従いますと、自分は感情(欲望)に振り回されがちな人間なのかなと思います。たとえば減量一つ取っても、一時的には理性や意志の働きで食べ物に気をつけたり、食欲を抑えたりすることができます。しかし、食べたいものを食べたいだけ食べたい! という欲求は残ったままです。そして欲求不満が限界に達して、「もう、やめやめ」と元の生活に逆戻りです。こうして体重が元に戻りますと、以前よりも痩せにくい体になってしまったということが往々にしてあります。
食べ物の好みとか食べる量は、そのときの心と体の状態にある程度関係があるのかなと感じます。精神的なストレスはもちろん、過労や睡眠不足などの身体的ストレスがあるときは、清涼飲料水やスナック菓子などを食べたくなります。見方を変えれば、心と体の状態を整えるようにしたら、欲する食べ物とその量も自然に整うのではないかという気もしますが、どうでしょうね。▲