英語が苦手なので間違っていたら申し訳ないのですが、こちらのサイトによると、30cm300ppiという数字は、iPhone 4発表時のRetina displayの説明に出てきたもののようですね。Retina displayは、端末と目との距離が10~12インチ(25~30cm)のとき、およそ300ppi必要であると。もう一つRetina displayを説明する方法としてPPD(pixels-per-degree)という単位があり、57ppdから始まるとされているようです。
PPDは 2dr * tan (0.5∘) という式によって計算できるそうで、dは画面からの距離、rはPPIの値です。実際、PPD=57、r=300ppiとして計算してみると、d=10.8859……という数字が出てきます。「あれっ、30cmにならない……」とちょっと不安になりながら考えていると、そもそも単位が違うんですよね。PPIはpixels-per-inchですから、インチ→cmに直してあげると、d=27.65……となり、10~12インチ(25~30cm)の範囲におさまる値となりました。▲